ついに2021年もフィナーレ、12月になりました。
今年はお陰様で、心身ともにわりと調子よく過ごせておりました秋シーズン。
各方面で色々とはじめての経験もさせていただき、感謝の極みです。
中でも記憶に残っているのは人生で初めて被写体さんを撮影させていただいたこと。
モデルさんは同じ大学の遠い遠い後輩(笑)にあたる女神、みことさん。
ここだけの話、割とまじで女神が人間のかっこして地上を散歩してる姿なんじゃないかと思っている。
確か以前にWeb記事でモデルをされてるのを見かけてこちらからフォローしたんだよな。
そっから四国一周中の9月ごろにDMでやりとりして撮影をさせていただけることに。
本当にこんなポートレート撮影ど初心者にも快く接していただいて感涙。
と、ここまで前置きが長くなったけど、今日は一応レンズの紹介。
みこっちゃん*1 撮影の時の機材はFUJIFILMのX-T4。
これにFUJIの純正XF56mmF1.2R
そして今日の本題、AI AF Nikkor50mmF1.4 D
AF Nikkor50mmF1.4 DはK&F Conceptのマウントアダプター経由で使用しました。
結局後で見返してみると8割くらいはNikkor 50mmで撮ってたかなーって感じ。
Ai AF Nikkor 50mmF1.4 Dの特徴
XF56mmと比べるとやっぱりオールドレンズ特有の絞り開放での柔らかさが顕著。
特にハイライトのキラキラした感じは純正レンズじゃなかなか出せないし、立体感もXF56mmより際立って見える。
バチピンから少しだけピントをズラした時の輪郭部の滲み感がやっぱりMFでしか出せないなぁと。
むかし、大人のピタ○ラスイッチっていうN○Kの番組で、デジタルとアナログの違いって回があったんだけど、その中で言われていたのが、デジタルは飛び飛びでアナログは連続しているものだということ。
例えばデジタル時計なら0秒から1秒は表示が1増えるだけだけど、アナログ時計なら秒針の先がその間を指し示している瞬間がある、ってことらしい。
これはAFとMFにもいえてて、AFだとカメラが判断した場所に一足飛びににピントが合うけど、MFなら自分でピントリングを回して、連続した中の一番いいところを掴まなきゃならない。
カメラに任せておけば間違いないのはないんだけど、やっぱりセレンディピティな出会いっていうのはアナログな体験からしか得られないんじゃないかと...そう思ったりもする今日このごろ?
換算75mmで風景を切り取る
このレンズ、APS-Cサイズのセンサーを搭載するX-T4に装着するとフルサイズ換算で75mmの中望遠になります。
同じ中望遠でも、換算85mmのXF56mmF1.2Rはスナップにするには手狭感が否めないのですが、この75mmという画角は一見中途半端なようでちょうどいい。
適度な圧縮効果ですっと被写体を引き寄せ、印象的に描写できます。
「ぐっ」ではなく「すっ」みたいな。
若干ですがこの違いが使いやすさに大きく関係しているのではないかと思います。
二枚目の様に絞り込めば十分現代的でシャープな写りにもなります。
http://photo.yodobashi.com/fujifilm/lens/xf50_f2wr/
換算75mmの距離感についてはこちらの記事もおすすめ。
APS-Cで使えばイメージサークル中心の解像度が高い部分だけを使うことができます。
最近のフルサイズミラーレスにはAPS-Cクロップの機能が付いているものも多いので、フルサイズ派のあなたも是非一度お試しあれ。
まとめ
もはや説明不要の銘玉Ai AF Nikkor 50mmF1.4 D。
その実力は現代のミラーレス機に組み合わせても遜色ないものでした。
開放付近では結構緩めの画になりがちですが、絞ればキリッともいけるし、入手もしやすいのでオールドレンズ初心者の方には特におすすめできるのではないかなと思います!
*1 友達と話題にするときはそう呼んでました。反省はしてます。